住吉美紀 × HIKARU 対談 #2

ティーチャートレーニング(TT)のリードトレーナーであるヒカルさんと、フリーアナウンサーでヨガの指導者資格を持つ住吉美紀さん。今回は200時間かけて学ぶヨガの魅力や、ヨガをきっかけに活動の幅を広げる住吉さんの今についてうかがいました。

受講動機を問わず、必ず身になる「学び」がある

― UTLの特徴のひとつがヨガの本質を学べるTTです。毎年どのくらいの人が受講し、ヨガを学びたい人が絶えない理由とは?

住吉  ホームページを拝見する限りでも、UTLはすごくTTに力を入れているのが分かります。そのリードトレーナーであるヒカルさんは、年間を通してたくさんの生徒さんと関わっていますよね。

ヒカル はい。UTLのRYT200(*)はレベル1.2.3と段階的に学んでいき、RYT200取得のための6つのコースすべての受講者数は年間千名くらいですね。インストラクターを目指すのではなく、ヨガの基礎を体系的に学びたいから「私はレベル1だけでいいわ」という方もたくさんいらっしゃいます。

住吉  すごい人数ですね。200時間をヨガの学びに費やす方が途絶えないこともすごい。

ヒカル それがヨガの素晴らしさだと思います。数千年以上も脈々と伝承されてきたヨガという学問は、時代が変わっても、社会環境が変わっても、どんな変化の中で出会ったとしても何かしら学べる面白さがあります。ヨガと兄弟関係にあるアーユルヴェーダもそう。「あっそうか、納得!」と思えるメッセージを与えてくれるから、学びたい人が絶えないのだと思います。

*RYT200:ヨガアライアンスの認定資格「Registered Yoga Teacher 200 hours」の略称

受講生がTTに参加する動機や目的は?

ヒカル 入口はいろいろだと思います。体力をつけたい、明るく前向きになりたいとか、さまざまな理由があって年齢層も幅広いですね。ヨガクラスに通ってみたら気持ちが良くて、どうせやるならもっと深く勉強したいという方もいらっしゃいます。

住吉  なるほど。卒業後は、全員がヨガインストラクターになるわけではないですよね。

ヒカル そうですね。UTLとしては、どんな形でもいいから指導に携わってほしいというのが本音。最初は「自分のために学びたくて、全然教える気はないです」と言っていた方が、学び進めていくうちに「この学びを自分だけのものにするのはもったいない。誰かとシェアしたい!」と、コースの途中で気持ちが変わることは珍しくないです。卒業式で生徒さんに感想を言ってもらう場面では、「まさか私が誰かにヨガを教えたいと思うなんて!」「人前でこんなに話せるようになるなんて!」と感激される方は多いですよ。

住吉  言われてみると私も教えたいというより、単純に探究したい、自分のために学びたいという気持ちが強かったです。

クラス以外にもヨガをシェアする場は多彩

― 住吉さんはアナウンサーの傍ら、どのようなヨガ活動をしていますか。

住吉  ヨガの指導者資格を持っているなら話をしてほしいと、オファーをいただくことが増えました。パーソナリティーをしているTokyo FMの「Blue Ocean」という番組でも、在宅ワークの息抜きになるヨガポーズを紹介してほしいと頼まれ、5分くらいのヨガコーナーを担当しています。

ヒカル クラスでヨガを教えるだけでなく、こういうシェアの仕方があるんだなって。私も住吉さんのラジオを聞いて一緒にポーズをやっているんですよ。

住吉  ヒカルさんが!なんかお恥ずかしい(笑)

ヒカル デモンストレーションが見えない中、言葉だけのインストラクションで指導するわけですが。複雑なポーズも紹介していますよね。ツイストポーズとか。なかなか難しいと思うけど、住吉さんは勉強して練習も積まれているからインストラクションがスムーズ!さすがですね。

住吉  嬉しいです!私は初めてヒカルさんのレッスンを受けたとき、落ち着いた声のトーンが好きでファンになった。ヨガの指導者にとって、声や話し方ってかなり大事なんですよね。初心者のうちは先生のデモンストレーションを見たほうがわかりやすいですが、アーサナ(ポーズ)は基本的に自分の内側に集中するもの。だから練習を深めていくと耳だけを先生のカウントや息遣い、導きに委ねて練習する方がずっと効果的だと感じることがあります。声で伝えるという点でヨガクラスとラジオは繋がりがありますね。(#3 に続きます)



住吉 美紀
フリーアナウンサー/文筆家
小学時代はアメリカ・シアトル、高校時代はカナダ・バンクーバーで暮らす。国際基督教大学(ICU)卒業後、15年間、NHKアナウンサーとして「プロフェッショナル 仕事の流儀」キャスター、「第58回NHK紅白歌合戦」総合司会のほか、海外取材や音楽番組、インタビューや中継番組など多分野にわたって担当。2012年からはTokyo FM朝の情報ワイド番組「Blue Ocean」(月~金、9:00~11:00)のパーソナリティーを務め、気づけばラジオはライフワークに。2020年より夫とオープンしたカフェ「ミアヴァート珈琲」では店のプロデュースや焼菓子製作などを担当している。シヴァナンダヨガ正式指導者資格、NARD JAPAN認定アロマアドバイザー資格保有。著書に「自分へのごほうび」(幻冬舎)。茶道、着物、音楽、ネコを愛する。

HIKARU
ヨガ講師、アーユルヴェーダ・カウンセラー
アンダーザライト ヨガスクールで指導者養成コースのリードトレーナーを担当。シヴァナンダヨガ正式指導者。
AyuSyaでは、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。 著書に「やさしいヨガ」「はじめてのヨガ 」「はじめてのアーユルヴェーダ」「体が硬い人のヨガ入門」(以上、主婦の友社)等。


#1 ヨガクラスで出会い、互いの「存在」に惹かれて
#2 受講動機を問わず、必ず身になる「学び」がある