ヨガアライアンスの2024-2030年戦略計画

ヨガアライアンスは、2024年から2030年にかけての戦略計画を発表しました。この計画は、ヨガの役割とアクセス性を世界的に向上させることを目的としています。以下の3つの主要なポイントに焦点を当てています:

1. ヨガの変革力を高める

  • ヨガの包括的な理解を促進し、社会的変革を推進する。
  • 健康組織、メディア、政策立案者と協力してヨガの公共認識を向上させる。

2. プラクティスへの障壁を削減する

  • ヨガを始める際の障壁を特定し、対処する。
  • ヨガ講師やスクールを最新のベストプラクティスでサポートする。
  • ヨガスペースの安全性、公平性、アクセス性を強化する。

3. コミュニティを構築し、サポートする

  • 知識共有やメンタリングを通じてヨガコミュニティを強化する。
  • すべての段階のヨガ実践者を歓迎し、サポートするためのメンバーシップオプションを拡大する。

この計画は、ヨガコミュニティからのフィードバックを基にしており、アプリシエイティブ・インクワイアリ(AI)アプローチを採用しています。組織の多様性、公平性、包括性を強調し、毎年の実行計画を通じて変化に適応することを目指しています。

 

日本のヨガコミュニティへの影響

  1. ヨガの認識向上

    • ヨガの健康効果や全人的なウェルネスに対する理解が深まり、日本でのヨガの認識が向上します。
  2. アクセスの拡大

    • 多様な人々がヨガを始めやすくなり、ヨガ講師やスクールが質の高い教育を提供できるようになります。
  3. コミュニティの強化

    • 知識共有やメンタリングの機会が増え、ヨガプラクティショナー間の絆が強化されます。

このように、ヨガアライアンスの戦略計画は、日本のヨガコミュニティにとっても大きな前進となり、ヨガの普及と質の向上に貢献することが期待されます。

著者:Hiroshi Funakoshi
2006年からバリ島に移住。UTLでは、インターナショナルリレーションを担当し、海外のパートナーや組織との連携を元ヨガティーチャーの立場から推進。コロナ禍以降は、オンラインヨガ事業の責任者も兼務。