[ヨガアライアンス] 本部スタッフ来日セミナーQ&A

Q.今、モジュール式の300時間を受講していて、2020年最後の期間の卒業予定ですが、その時の登録方法は新しいスタンダードでの登録でしょうか?

すでに認定に向けてトレーニングを受けている方は、スタンダードが変わることで登録できないということは起きません。今のまま(現行の方式)で大丈夫です。

ただし、新スタンダード開始後(2020年2月以降)に始まるトレーニングに関しては、新しいスタンダードに基づいたものである必要があります。

Q.今回スタンダード変更の背景に、何か国際的な要因もあるのでしょうか?
(例えばインドとの関係など…)


A.グローバルな視点ももちろんありますが、今回の変更の最大の理由は、それぞれがしっかりと説明責任を果たし資格をより根拠のあるものにしようというのが一番です。
ヨガアライアンス側は「200時間はこういうものです」という説明責任を、カリキュラムを提供する認定校側は「こういうカリキュラムでちゃんとやっています」という説明責任を果たす必要があるということです。
200時間はベーシックな内容であって、専門的なクラスを行うには不十分です。そして現在のスタンダードで、200時間をしっかりやっている学校が一体どのくらいあるのかという現状を見て、今回このような変更に至りました。


Q.オンラインのプログラムに関してです。
内容はスクールから配信でしょうか?
それともヨガアライアンスから(特定の内容のコンテンツ)が配信されるのでしょうか?


A.スクールからです。

Q.すでに資格を取得している人に関して。
資格所得者のレベルや質を合わせるのであれば、今自分が新スタンダードの求めるレベルに達しているのかどうかを、確認する必要があるのではないでしょうか?


A.現段階では自分のレベルを確認できるようなものはありませんが、今後ウェブサイトを更新するタイミングでそのようなものも提供していきたいと考えています。
これから用意しようと考えている様々なアイデアの一例ですが、例えば新しい教育のシステムを誰かが作ったらそれをメンバーの皆さんにシェアしたり、世界中でうまくいったトレーニングなどがあればウェブサイトを通じて共有していきたいと思っています。すでにヨガの先生と専門家のチームがオンラインでベストプラクティスというものを作っている最中です(2020年2月までには公表する予定です)。
他にも色々な特典やサポートを予定しています。今後のお知らせを楽しみにしていてくださいね!


Q.200時間を人と人とが接している時間にするということですが、それは外に教えにいく時間(リードトレーナーと接する時間ではない)も含まれますか?

A.含まれません。
学校の先生と直接会っている時間というのが200時間、他に行って教えたりするのは宿題の時間というような考え方です。例えば大学では、単位を取得するためにはスクーリングしますよね?それ以外の課題や自分で本を読んだり学びを深めるのは、自主学習、宿題の時間という考え方です。

Q.(内容がしっかりしていない学校も沢山あるので)スタンダードの変更はすごくいいと思いますが、どのように(要件を満たしているのか)実際に確認していくのでしょうか?
(例えば、200時間中150時間リードトレーナーが在籍しているかなど。)


A.認定を受けようとするプロセスの中で、学校側から誰がリードトレーナーであるか、またそれぞれの保有している資格を提出する必要があります。
ヨガアライアンス側の資格チームがそれらの資格がどういうものなのかを確認していきます。そして今後コミュニティー内に監査、クオリティーコントロールができるようなシステムも作っていきたいと考えています。
ヨガアライアンス側はこれから、上の立場から説明責任を負いなさい!というトップダウン形式の組織ではなく、コミュニティー内からメンバーの声を聞いて必要なサポートしていけるような、ボトムアップ形式でみなさんの継続的な学びをサポートしていく存在になりたいと考えます。


Q.今、日本ではスタジオ勤務を望む場合、RYTを修了したかどうかが大切で登録しているかどうかは、あまり重視されていないように感じます。
また、一度登録をしてもあまりメリットがないので、更新しないという人も多いです。
今後登録の有無や、更新に関してのチェック体制もお考えでしょうか?またその場合の方法は?


A.まず現時点でも登録をされていない人は、資格やプロフィールに“ヨガアライアンス”や“RYT”といった記載はできません。
すでにお話ししたように、抜け道となってしまっている状況を変えるためにこの新スタンダードが作られたので、今後ヨガアライアンスとしては登録時から現在に至るまで、そして現在もその資質を有しているかということも合わせてチェックしていきます。その方法については現時点でお話しできませんが、この先必ずそのようなチェック体制も構築していきます。
これから先の話ですが、それと同時にメンバー特典も充実させたいと考えています。ダニーの部署がまさに今それを準備しているところです。ほんの一例ですが、ヨガウエアやグッズ(マットやプロップス)、ヨガ保険などの割引や、世界中のヨガの求人情報などもメンバーの皆さんにシェアしていきたいと考えています。
みなさんからもこんなサポートがあったら嬉しいということがあればどんどん提案してください。例えば、このヨガウエアブランドの割引があったら嬉しいといったことでも構いません…。(笑
(会場一同、期待感が高まり思わず笑みがこぼれていました!)

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